スタバのモバイルオーダーを使ってみて分かったこと

iPhoneにスタバのアプリが入っていて、支払いはいつもそれ。REWARDSもたまって、チケットをもらうくらいには使っている。だけど、実は一度もモバイルオーダーを使ったことがなかった。

一度の体験があるかないか

スマホで出来ることが日々増えている時代、ともすれば「え?まだ使ったことないの?」というくらい時代から取り残されかねないソリューションもでてくる。pay系とか。

特に使う必要性がないし・・・」と言い訳とも本音ともとれる言葉でかわすことはできるのだけど、必要性よりも、そういう新しいテクノロジーや新しい消費者行動を未体験で良いかどうかという話。一度でも使ったことがある、という体験と、一度も使ったことがない、という感覚の違いはどこかで大きく考え方や発想に影響を及ぼす気がする。

と書いたものの、前述のとおり、以前から存在しているスタバのモバイルオーダーを使ったことがなかったので、偉そうに言えない。そう、言い訳をするとメリットがよく分からなかった。スタバの公式ページに書いているコピーも、こんな感じ。

レジに並ばず、お店で受け取り。

アプリやWEBから、事前にオーダー&お支払い。

レジに並ばず商品を受け取って、毎日にちょっとゆとりのひと時を。

https://www.starbucks.co.jp/mobileorder/guide/

つまり、レジに並ばないでスピーディに受け取れることが一番のメリット。ゆとりのひと時は正直ちょっと分からなかった。

モバイルオーダーを使ってみた

なんてことはない。使ってみたら分かることがあるだろう。ということで、いろんな店で何回か使ってみた。

アプリはとても使いやすく出来ていて、迷う点は一切ない。慣れたらアプリ開いてから注文まで1分もかからない。

さて、こうして何回か使ってみて分かったことがいくつかある。

使ってみて分かったこと

楽である

公式ページで案内されているままだけど、並ばないで良いことは楽である。5~6人並んでいるシーンが一度あり、列を脇目にスルスルっと通り抜けて受け取ったときは、「これは楽だわ」と思った。

楽である、には他にも色々なパターンがある。

私が普段行くスタバは数店舗あるが、どの店の店員さんも接客が気持ちが良い。笑顔で気持ちよく挨拶してくれたり、オススメを教えてくれたり。とはいえ、私自身が疲れ切っていて「今日は静かにしてほしー」ってときもある。そういうとき、コミュニケーションを取らなくてよい楽さ、がある。

それから、スタバには並ぶ動作が2回存在している。注文を待つとき、受け取りを待つとき。モバイルオーダーで注文すると出来上がったものが置かれているため、受け取りの待ちもなくて楽である

店による

オフィス街にあるスタバと、住宅街にあるスタバ(ドライブスルーがある郊外の店)で試して分かったことだが、オフィス街のスタバはモバイルオーダーの利用客が一定数いるから店員が慣れているし、店もそれを見越したレイアウトになっている。

対して住宅街のスタバでは店員も慣れておらず目の前のたくさんの客に追われている。しかもオフィス街がドリップコーヒーやアイスコーヒーの注文が多いのに対して、住宅街はフラペチーノみたいに少し凝ったものの注文が多い印象だった。

さらに今回のために、たまたま使ってみた店がそうだっただけなのかもしれないが、緑の矢印の受け取りカウンターがなかったのである。

住宅街でモバイルオーダーを使う人が少ないのは分かる。需要が低いもののために、面積を取りたくない気持ちも分かる。しかし、この結果、私になにが起きたかというと、用意されたダークモカチップフラペチーノがレジの後ろのスペースに放置されていたのである。しかし、店にはたくさんの並んでいる客と、オーダーされたものを用意することに追われるスタッフ。声をかける方法も受け取る方法もなく、何より一番待たされてしまうことになった。レジには並んでいないが、私は何かに並んでいた

そう、オフィス街向けなのだ。

TO GO用である

そして、このサービスは持ち帰り用だと感じた。

持ち帰りか、店内飲食か選べるが、店内飲食にして席が空いている保証もない。仮に席を確保してくれるサービスがあったとしても、ホッとできる席である保証もない。そういう意味で持ち帰りに最適化されている。スタバにしてみれば、本当はそこにはこだわりなどなくて、消費税の違いがなかったらそんな選択肢なくしたいっていうのが本音だろうけど。

というわけで、導かれる最適化されたユースケースは以下だ。

朝、通勤途中にオーダーし、オフィスの1Fのスタバでいつもと同じドリップコーヒーを買って、飲みながらエレベータをあがり、あとは自席でゆっくり飲む、というルーチンの人がベスト

急いでいる人向け、わざわざ立ち止まりたくない人向けといってもいいし、逆に言うとゆとりのない人向けとも言えるかもしれないが。

機会損失も少なからずある

使って分かったこととしてもう一つあったのが、アプリを開いて、メニューを見て、注文をやめたことがあった。

朝のコーヒーみたいに頼みたいモノがはっきりしているときには何も問題はない。15時くらいに少し甘いモノ欲しいな、ってときとか、急ぎでランチ済ませたいな、ってときにこれが起きる。

例えば、なんかランチ食べに行こうと外に出たものの、店の前のランチメニューの看板をみて「なんか違うな」と感じて、別の店にいくアレ。それが手元のiPhoneの中で起きるのだ。

これ、実は店まで行く場合だと、フレンドリーな店員さんの声かけもあって、ピンとこなくてもなんか頼んじゃうっていう力が働く印象があるんだけど、それがないから、静かにアプリを閉じるってことが起きる。

なので、メニューを悩むことによって機会を失うことが起きている、と。

まとめ

というわけで、使って分かったことが色々あったので、つらつら書いてみたけど、総じて便利で気に入っている。決まったコーヒーを通りすがりにTO GOするのであれば、使わない理由はどこにもない

とにかく、オフィス街のスタバで使うのがオススメということである。

やっぱり使ってみて分かったことがたくさんあったので、これからも気になる新しいテクノロジーをどんどん試していこうと思う。

直近だと、アプリ入れて登録まで完了しているのにまだ使えていないLUUPと、タクシーのGOあたりかな。

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